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2024-01-28

開運!大阪七福神散走 2024 後編

長久寺【二神目:福禄寿】


長久寺はビルのような建物(1/13撮影)


12:30


「らきせぶ」からほんの数分移動して到着。ビルのような建物のなかにありました。日蓮宗の寺院で、大阪城の余材で建設されたらしいです。


福禄寿のご利益は幸福、富、長寿。寿老人と同じ星をつかさどる神様とのことです。


四天王寺【三神目:布袋尊】


四天王寺西門


13:00


大阪の一大観光名所でもある四天王寺。聖徳太子が建てた仏教国としての最初の寺で「天王寺」という地名の由来にもなっています。


布袋尊(ほていそん)は、「乳のおんばさん」「乳布袋」として親しまれ、お乳が良く出るように、子どもが健康に育つように、と多くの方が参拝されるそう。


暖かいとはいえ日影は冷えます。屋台で売っている「かたやき」が気になりました。


鳥居の奥に見えるのが四天王寺西門。夕日に照らされる西門が有名です。このあたりは大阪で数少ない坂のあるエリアです。この近くに夕陽ヶ丘という地名があって、夕日の名所であったことから付いた名前だそうです。夕日を眺めるのが中世の頃の風流だったのだとか。


今宮戎【四神目:えびす神】


今宮戎にて(1/28撮影)


13:30


大阪にきて間もないとき「戎」をえびすと読めず「いましめ」だと思っていました。ここは聖徳太子が四天王寺を建立した後、西側の鎮守として創建されたと言われています。


えびす様のご利益は商売繫盛。七福神のなかで唯一日本の神様です。ですが、もともとは「漁業の神様」とされてきました。釣具を扱うシマノにとって必拝の神様かもしれません。


巫女さんに色紙を渡します。おきれいな方ばかりで、美人の感覚も関東とはちょっとちがうのかな?と思いました。お客さんに気に入られた巫女さんはチップをもらうらしくお正月のいいアルバイトなのだそう。


ご利益がありそうな金の俵がぶら下がった飾り物を買って行かれるお客さんが大勢いらっしゃいました。さすが商人のまち大阪だな~という印象です。


御朱印をもらうと「いいお参りです~」と見送ってくれました。


大国主神社【五神目:大黒神】


大国主神社(敷津松之宮の摂社)


13:45


読み方は「おおくにぬしじんじゃ」。木彫りとしては日本一の大きさとのことです。


近くに「敷津」という住所が見えました。「津」とは港のことでこのあたりは昔海だったことが分かります。「敷津松之宮」の摂社(本社に付属した神社)にあたるので「木津の大国さん」と呼ばれています。


地下鉄のアナウンスで「ダイコクチョウ」と聞いて「大黒町」だと思っていましたが「大国町」なのですね。七福神の大黒さんと、大国主神はもともとは別の神様のようです。けれども音が同じため、同一視されるようになったのだそう。


大黒さんには「金運アップ」「一攫千金」のご利益があります。ここにくるお客さんは皆さん「たねせん」という御守りを買って行かれていました。種銭とは、お財布や金庫に入れておくとお金が増えると言われているお守りです。


大乗坊宝満寺【六神目:毘沙門天】


毘沙門天(びしゃもんてん)を祀る大乗坊


14:00


日本橋の「オタロード」のなかにひっそりとありました。弘法大師が創建したと伝わる真言宗の寺院。


このあたりは東京の人が見たら完全に秋葉原です。梅田なら新宿、鶴橋なら新大久保というように、「大阪のここは東京で言うと○○」という街がありますよね。


法案寺【七神目:弁財天】


真っ赤な山門の法案寺


14:10


弁財天は、七福神のなかで唯一の女神です。豊作のご利益を授ける水の神様でしたが、今では芸術・学問を司り、金運や縁結びにもパワーを発揮してくる多様なご利益がある神様とされています。


帰りは若干の雨模様(1/13撮影)


両日とも、スタート時は晴天で絶好のサイクリング日和だったものの後半はやや雨模様でした。無事に七福神を巡り終えひと安心です。


グランフロントに帰着


1回目(1/13開催)


2回目(1/28開催)


今回のメイン、完成した御朱印の色紙をお渡しして記念撮影♪みなさん健脚で両日ともに全員で余裕の完走です。


今回、2度にわたって七福神散走に参加し「同じルートを走っているのに散走の雰囲気はまったくちがう」ということを強く感じました。「出会いあり・発見あり・ときにはハプニングもあり」の一期一会なサイクリングイベント、それが散走なのだなと思いました。


今年もみんなで健康に過ごせますように。お疲れ様でした!!