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2021-02-24

梅見散走 (後編)

梅見散走(前編) の概要 ]


今回「」をテーマに、大阪市内を自転車で巡る散走をする事に!

グランフロント大阪を出て、まずは『どら焼きとコーヒーの専門店 いちりん』で小腹を満たし、『大阪天満宮』へ。
参拝後に境内の梅の花を眺め、『星合茶寮』では梅を愛でながら、お昼ご飯を頂きました。


■梅の専門店でお土産選び



昼食後、大阪天満宮の参道にある、梅の専門店『天満天神 五代庵(てんまてんじん ごだいあん)』に向かいました。
こちらは1834年創業、和歌山県みなべ町の「東農園(あづまのうえん)」が営んでおり、和歌山以外に直売店があるのは東京の銀座と、ここ大阪の天神橋のみとの事です。
そして何と、こちらの店名は大阪天満宮の宮司さんが名付けられたそう!
そのため、店名の「五代庵」の前に「天満天神」が付いているのだと、お店の方から伺いました。
また、大阪天満宮で販売されている「幸うめ」には、東農園の梅干しが使われているとの事でした。

店内には多種多様な梅製品が並んでいて、お土産に何を買うのか目移りする程でした。



迷った末、紀州南高梅の梅酢から作られた「梅塩」と、関西大学の学生が開発し大阪天満宮の水を配合した、ご当地梅サイダー「UME・TENMA(うめ・てんま)」、和歌山県産の梅と八朔果汁を使用した「八朔梅酒」を選びました。


■北浜の老舗和菓子店を訪問



天神橋から北浜に移動。
川沿いの長閑な風景からオフィス街へと、街並みが次第に変わっていく様子を見つつ、のんびりと自転車を漕ぎました。

着いたのは、1830年創業の和菓子店『菊壽堂義信(きくじゅどうよしのぶ)』。
暖簾も看板も出されておられない隠れた名店で、最初うっかり通り過ぎてしまいそうになりました。

実はお目当ての和菓子があったのですが、大変人気のお店なので売り切れる可能性があるかもしれないと、出発前に電話予約していました。
お陰で、スムーズに欲しかった和菓子を受け取れ、ウキウキとした気分で最後の目的地・大阪城公園を目指す事ができました。

※土・日・祝日はお休みで、平日のみ営業されているそうですが、確実にご来店されたい場合は、予めお電話でお問い合わせされる事をおススメします。


■大阪城の梅林へ!!



とても広い大阪城公園の中をゆったりとサイクリングしていると、『大阪城 梅林』の満開になった梅の花が出迎えてくれました!
梅林の出入り口前に設置された駐輪場に自転車を停め、ぐるっと園内を見て回る事に。




この梅林は、大阪府立北野高校の卒業生(六稜同窓会)の方々が開校100周年事業として、22品種・880本を大阪市に寄付した事がきっかけとなり、1974年3月に開園されたそうです。
現在は100品種以上・約1,270本にも上り、大阪の梅の名所として愛されてきました。

見渡す限り、数え切れない位の沢山の梅の木が、一斉に花を咲かせている様子は、圧倒的で非常に見応えがありました!!
目が覚めるような濃い紅色の「鹿児島紅(かごしまこう)」、日本の梅の中で最大級の花を咲かせる淡い紅色の「武蔵野(むさしの)」など、初めて見る品種も多々あり、なかなか面白かったです。



気付けば15時頃になり、待ちに待ったおやつタイムという事で、先程引き取った和菓子を開封♪
梅干しに見た目がそっくりな、赤い羊羹生地に白あん入りの「梅干し」と、柔らかい求肥餅を5種類の餡(粒あん・白あん・抹茶・こしあん・胡麻)でぎゅっと包んだ「高麗餅(こうらいもち)」を、取り出しました。

どれも上品な甘さで、素材の味が活かされていました。
一つ一つとても丁寧に作られている事が感じ取れ、頬っぺたが落ちそうになる位大変美味でした・・・。
一気に食べてしまいたい気持ちを抑え、一口一口噛み締めるようにゆっくりと味わいました。

春らしいポカポカ陽気の中、目では美しい梅の花を、口では美味しい和菓子を堪能でき、とても幸せな気分になりました。


■最後に



そうこうしている間に夕暮れが近付き、ヒンヤリとした冷たい空気を感じて、帰る事にしました。
大阪城の梅林に別れを告げ、グランフロント大阪へ戻りました。

大阪市内の都会で、こんなに数多くの梅と出会えて、とても驚きました。
また、食べ物やこの時期だけの景色を満喫でき、梅をしっかりと楽しめました!

そして、自転車を使った事で、移動中に新しいお店や街の変化に気付けたり、季節の移り変わりも体感できたと思います。
来年もまた是非、自転車で梅見散走に出掛けたいです♪


◆ 今回ご紹介した主なスポット


どら焼きとコーヒーの専門店 いちりん
大阪天満宮
星合茶寮
天満天神 五代庵
菊壽堂義信
大阪城 梅林


◆ 今回のサイクリングルート



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