Fishing event

ソルトルアーフィッシング入門講座

[開催日] 2019/07/27

ソルトルアーフィッシングとは?
ゲーム性があって面白く、さらに美味しく頂くこともできる大人気の釣り。
「海で釣りをしよう!」と新たな釣りの魅力が発見できる入門講座が開催されました。
もちろん釣りのご経験のあるお客様にも、情報盛りだくさんです。

海でのルアーフィッシングの対象魚や釣り方は様々で、ショア〔岸〕とオフショア〈船〉のスタイルがあります。

ソルトルアーと一言で言っても、使用されるタックルには物凄く幅があります。
ボディサイズ500番〜30000番までのスピニングリールと、100番~3000番までのベイトリール。ロッドも、飛距離や操作性でロッドの長さを選んで、硬さの選択肢もいくつかあります。
アジからマグロまで、ルアー(疑似餌)を操り、海の魚を攻略するソルトルアーフィッシング。それらの釣り方や、おすすめのタックルを、わかりやすく解説致しました。


特に、関西近郊で人気の釣種9種類をご紹介しました。
ショア:  ライトゲーム、エギング、ブリーム、シーバス、ショアジギング
オフショア:  タイラバ、メタルスッテ、ジギング、キャスティング

本レポートでは、初心者にもやさしい3種 ライトゲーム・エギング・タイラバ に絞ってご案内します。

①ライトゲーム(アジ、メバルなどの小型魚)
ルアーで釣ることを(-ing)をつけて、アジングやメバリングとも言ったりしますね。

*魅力
・軽くて繊細でエキサイティングなゲームがライトタックルで楽しめる。
・近場で身近。手軽でかんたん。もちろん「おいしい!」
・日が沈んでの夜釣りが狙い目で「おもしろい!」
・アジの「コツッコツッ」というアタリが出て、数釣りが「うれしい!」
☆喜びを感じられる魅力の入門編です。

*代表的なルアー
軽いジグヘッド(1~3g程度)にワーム。ワームカラーを変えるのも楽しみの一つ。
*代表的なテクニック タダ巻き(同じ速度でゆっくりリールを巻き続ける)
 リフト&フォール(ロッドを立ててルアーを持ち上げ、その後
ロッドを寝かせてルアーを落とす)
☆アジはフォール中に反応することが多いです。弱った餌は、ヒラヒラと漂うように沈んでいくので、全般に魚は、上から落ちてくるフォールが大好きです。これが「フォールで食わせる」ですね!
*一言アドバイス
アジがプランクトンを探して動く夕方や、夜の港内の常夜灯周りがチャンスです。アジングは、色々なアクションを組み合わせて楽しみながら、アジを誘います。

*タックル スピニングリール 1000〜2000番クラス
ロッドの長さ 6フィート10インチ前後
☆おすすめのシリーズ: SoaRe(ソアレ)
アジは硬いロッドで、フォール中のアタリを
積極的に感じてアワセていきます。

*時期 春〜秋
*代表的な関西地域 泉大津以南、神戸以西


② エギング
アオリイカをエギ(餌木)で釣る(-ing) エギングです。
エギとは?イカが食べる小魚(ベイト)を模したルアー。
エギングの楽しみは「イカがエギを抱く」「フォールで抱かせる」など。イカ独特の動きや引きが体感できることです。

*魅力 ・アオリイカを狙う専用タックルを使って、釣果をあげる。
・シンプルでかんたん。「おもしろく、おいしい!」
・スポーツ感覚で、エギングの楽しみがある。
・秋イカは数釣り、春イカは大型狙い。
☆美しいアオリイカが、掛かった瞬間を楽しめるエギングです。

*代表的なルアー エギ 秋:〜3号(小型)
春:3.5号〜(大型) 魚の大きさに合わせる
*代表的なテクニック ジャーク&フォール(エギをエビのように鋭く跳ねさせてイカを誘い、その後、底に落とす)
☆エギが着底したら、ジャークして、フォールという動作を繰り返します。エギを動かし続けて、アオリイカにエギの存在をアピールします。着水して、頭が下がり沈んで着底。シャクる動作で、イカの興味を引きます。シャクるとは?竿先を早く動かして、ルアーに鋭い動きを与えることです。

*一言アドバイス 一箇所で粘らず、アタリを求めて釣り場を移動すること。
*タックル スピニングリール c3000
ロッドの長さ 8フィート6インチ
☆おすすめのシリーズ:Sephia(セフィア)
エギングに必要な耐久性、ドラグ性能の強いSTELLA(ステラ)もおすすめです。

*時期 9〜11月
*代表的な関西地域 秋イカ:紀伊半島、日本海全域、神戸以西
春イカ:紀伊半島全域


③ タイラバ
“タイラバ”と呼ばれるヘッド、スカート、ネクタイで構成されたルアーをヒラヒラなびかせて、真鯛を釣る方法です。ネクタイのカラー選びも楽しいです。

*魅力 ・「鯛」が釣れる大人気の釣り
・船で乗り出し、おもしろい、おすすめのタイラバゲーム!
・準備ができたら、ただ一定に「巻くだけ」でいい。
・初心者でも、大海原に向かって、ビッグが狙える。
・タイ独特の「コンッコンッ」という鋭いアタリがエキサイティング!
☆「落として巻くだけ」のシンプルな釣りが、楽しくて人気のタイラバです。

*代表的なルアー タイラバ80〜200g(状況により軽いものから重いもの)
オレンジや赤・ゴールドなどがいいでしょう。

*代表的なテクニック タダ巻き(等速巻き)とフォール(落とす)キャスティング(投げる)
☆底まで落として(底取り)巻き上げる。フォールにマダイは興味を持ちます!

*一言アドバイス きれいな等速巻きがタイラバの基本テクニックです。釣れている方
のタイラバを真似てみるのもいいかも!?
船のエンジンを切って、潮の流れに任せラインを斜めの状態にする
「ドテラ流し」も行われます。

*タックル スピニングリール c3000
ベイトリール 150〜200
ロッドの長さ 6フィート10インチ
☆おすすめのシリーズ:ENGETSU(エンゲツ)
等速巻きが得意なベイトリールがおすすめです。上位機種には、釣果に結びつきや
すいフォールレバーやカウンター付きがありコントロールしやすくなっています。

*時期 4〜10月
*代表的な関西地域 加太、明石

などなど、初めての方も安心して楽しめる釣種10種類以上!の幅広いソルトルアーフィッシング。
ご説明した各種リールやロッドに実際に触れて頂き、その硬さや感触を確かめていただきました。湧いてくる様々なご質問が続き、ひとつひとつに講師が真摯にお答えしました。

「釣って楽しく、さらに食べておいしい!」
どなたをも笑顔にしてくれるソルトルアーフィッシングの魅力に、
皆様が今後もさらに触れて頂けますよう講師スタッフ一同、心より願っております。
ありがとうございました。

 

【講師】

(株)シマノ  ソルトルアーロッド企画