Fishing event
ソルトリールメンテナンス講座
[開催日] 2018/10/20
普段なかなか見る事のできないリールの内部の部品と技術。
今回は、実際にリールを分解しながらメンテナンスの要点を詳しくお伝えする
シマノスクエア大人気フィッシングイベント、「メンテナンス・分解講座」の第2弾
【ソルトリールメンテナンス講座】を開催致しました!!
前回の「ステラ」「アンタレスDC」に引き続き、今回使用したリールは、
SWで1番使用頻度の高いスピニングリール「ツインパワーSW」と両軸リール「オシアジガー」。
分解した部品をひとつひとつケースの中に並べて、お客様に間近で見て頂けるように準備しました!
時刻は開始時間の14時となり、社員の挨拶・自己紹介と共にイベントがスタート。
実際の分解に入る前に、
まずはスクリーンを使って本日のスケジュールの流れと、簡単なメンテナンス方法をご紹介しました。
“グリスとオイルの使いわけ” “グリスの量や使用頻度” “使ってはいけない場所” “分解できる部分” など、
随時お客様の疑問にお答えしながら より良いメンテナンス方法を解説していきます。
「グリスが溶ける可能性があるので温水より冷水で洗うようにしてくださいね!」
「水流は強めで、中の海水をしっかりと洗い流してください」
「シャワーの後、リールの内部に水分が残らないようにしっかりと振って水切りを行って下さいね。これがものすごく大切なんですよ!!」etc...
ひと言ポイントを交えながら、大切なリールを少しでも長持ちさせられるようにと、講師の熱の込もった説明が続きます。
そして、説明もひと段落。
次は実際にリールの分解を行いながら、より細かい部分のメンテナンス方法をお伝えするために、
お客様には【オシアジガー】と【ツインパワーSW】の2グループに分かれて頂きました。
(グループは途中で交代するので、どちらのリールメンテナンスもきちんと見て頂けます*)
至近距離で繰り広げられるひとつひとつの分解に、お客様の体勢も思わず前のめり気味。
プレートを外し、スプールを外し、
「これはここのベアリングで、これはここの部分のワッシャで...」と、みるみるバラバラになっていきます。
真剣な眼差しのお客様。
真剣な眼差しの講師。
ひとつひとつの部品を見せながら、
「ここはグリスがいいですよ」「ここはグリスでもオイルでも大丈夫です!」「実はこのワッシャには裏表があるんですよ。触ってみてください!!」
・・・限られた時間の中、
次から次へと解説が止まりません。
「スピニングリール」と「両軸リール」では、分解過程もメンテナンス方法も随分変わってきます。
例えばグリスの量。
皆様は、“適量” という言葉に疑問を感じた事はありませんか?
どれ位なんだろう? これ位で良いのかな?
・・・わかるようでわかり辛いこの表現。
講師が実際に必要な量のグリスを手に出してみると、
「へー!思っていたより多いですね」「これ位が良いんですか!」「いつもこれ位でやっています」と、“適量” の定義の曖昧さ・個人差にも気がつきます。
文字だけでは中々伝わり辛いメンテナンス方法ですが、
「実演を見る事でよく分かりました!」「自分がやっていたメンテナンス方法で合っていたから良かった!」
「これ位なら頑張ったら出来そう!」と、参加者の皆様からは嬉しいお声を沢山頂き、
メンテナンス講座は更に細かい部分へと進んでいきます。
「(分解も)ここまで来ると怖いねー!」
・・・思わず声が漏れるお客様。
「今日はスペシャルイベントなのでやりますが、本当はこの辺は触らない方がいいですよ!!」と、講師。
それでも終始お客様のご質問が途絶える事はなく、
今回のメンテナンス講座は、本当に “マニュアル” のない、“この日のお客様の為だけ” のスペシャルイベントになりました。
もっともっとお伝えしたい!!!
もっともっと教えてほしい!!!
そんな熱い空気が店内を包んでいましたが、
終了時刻も迫り、イベントは【シマノHP・アフターサービス】のご案内へと進んでいきます。
巨大スクリーンには、まだあまり知られていないと言う【シマノカスタマーセンター】のHPが映し出されました。
・修理について
・メンテナンス動画
・パーツ展開図
・ダイレクト修理サービス
・取扱説明書
・スプール ハンドル互換表
・その他お役立ち情報 etc...
特殊撥水グリスの塗布手順動画なども見ながら、
メンテナンス講座はいよいよ終盤、最後の挨拶へと向かいます。
大切なリールをより長持ちさせる為に必要な、正しいお手入れ。
簡易的なメンテナンスと定期的なメーカーでのオーバーホールを上手に使い分けて、これからもご自身のリールを目一杯使って頂きたい、そしてもっともっと釣りを楽しんで頂きたい、
そんな想いを込めて開催した【第2回・分解メンテナンス講座】は、
道具へのこだわり・愛情溢れる素敵なお客様と、技術・情熱溢れる2人の講師と共に、穏やかに和やかにあっという間に 終了致しました。
ご参加下さいました皆様、
お忙しい中シマノスクエアフィッシングイベントにお越し下さいまして、本当にありがとうございました。
この先も、“思い出に残る1匹” にたくさんたくさん出逢えますように、と想いを込めて...*