Bicycle event

【2022年12月3日】ミニベロ堺散走

[開催日] 2022/12/03

堺の魅力がたっぷり体感できるミニベロ堺散走


今年は7月と9月に開催をして、毎回ご好評いただいております「ミニベロ堺散走」を12月3日(土)に開催致しました。堺の伝統産業を折りたたみ自転車で巡る自転車旅なのですが、毎回募集告知後すぐに定員に達してしまうほどの人気サイクリングツアーとなっています。普段は6名の参加者の方々を2名のガイドスタッフでご案内しておりますが、ガイドスタッフを1名増員してキャンセル待ちでお申込み頂いたお客様も含め7名をご案内させて頂きました。

今回もご案内するのは大阪 堺市の伝統産業でもある「注染手ぬぐい」「茶寮」「堺打刃物」「自転車博物館」の4拠点。それらを折りたたみタイプの小径自転車「ミニベロ」を使って巡っていきます。ちなみに「散走(さんそう)」という聞きなれないキーワードが出てきますが、こちらはシマノスクエアなどで使用している造語で、散歩をするように自転車でのんびりと走行することを散走と呼んでいます。

 




集合場所は堺市役所前広場です。南海高野線 堺東駅の目の前ということもあって、非常にアクセスも便利です。今回は2名の方がご自分のミニベロをお持ち込みされ、スタッフを含めた8名が株式会社アキボウさんのご協力により「DAHON」と「Tern」のミニベロをお借りして散走に参加しました。この日の朝は少し肌寒くなりましたが、日差しは暖かく絶好の散走日和になりそうです。

 




堺市役所前から出発して注染手ぬぐい工場に移動するのですが、途中にあるシマノ本社に立ち寄って記念撮影。社屋内には入れませんが、シマノ社員用の駐輪場などをご覧頂いたり、各建物について簡単にご案内をしています。

 




シマノ本社をあとにしてすぐに石津川という川沿いの道を南下していきます。その昔、この石津川沿いにはいくつもの染め物工場があったそうです。現在はそれほど多くはないものの、その伝統的な産業は今も堺の地に息づいています。

 




株式会社ナカニに到着すると三代目社長の中尾社長が工場を案内してくださり注染手ぬぐいの製造工程を解説してくださいました。株式会社ナカニでは「にじゆら」というオリジナル注染手ぬぐいブランドを手掛けておられ、シマノスクエアでもにじゆらとのコラボ注染手ぬぐいを生産して頂いております。シマノスクエアの店頭とにじゆらオンラインショップにて購入できますので、気になる方はチェックしてみてください。

 





シマノスクエア×にじゆらのオリジナル注染手ぬぐい柄の版を使用して、参加者の皆さんで注染体験を楽しんで頂きます。染料を思い思いに流し込んで世界にひとつの注染手ぬぐいを染め上げます。みんなで作った手ぬぐいはその場でハンカチサイズにカットして参加記念としてお持ち帰り頂けます。

 



注染体験ののち、自転車に乗って堺の路面電車「阪堺電車」の駅に向かいます。阪堺電車は堺市の浜寺駅前から大阪市の天王寺方面を運行しており、市民の足として活躍しています。そんな路面電車にミニベロを輪行して20分ほど移動すると次の目的地である「茶寮つぼ市製茶本舗堺本館」に到着します。

 




茶寮つぼ市製茶本舗堺本館ではお茶にちなんだランチとデザートを楽しんで頂きます。厳選された茶葉を使用した玉露やほうじ茶、抹茶などはもちろん、抹茶を使用したロールケーキや堺の刃物で削ったかき氷などは大変オススメです。

 




この日は普段一般開放されていない店舗2階の特別室にご案内頂いて「お茶料理と茶粥の一期一会セット」を頂きました。こちらは追加料金500円で抹茶かき氷を楽しむこともできます。この日の参加者の方も追加料金をお支払いしてかき氷を注文されていましたが、ふわふわのかき氷を温かいお部屋で食べるとまた格別なんです。

 




お腹も満たされて次は堺打刃物を扱われている「馬場刃物製作所」に向かいます。その途中にある立派なお寺でも記念撮影。自転車で堺の街を散走すると、こんな場所にもふらりと立ち寄ることができます。

 





堺は海外から金属加工の技術が多く伝わった地でもあり、シマノの創業者も自転車部品を手掛ける以前は刃物作りに携わっていたそうです。「堺打刃物」は全国的にも大変有名で、料理人の多くが堺の刃物をを使用しているくらい高い信頼性と品質を誇ります。こちらでは普段ご自宅で使用されている包丁などを持ち込んで頂いて「包丁研ぎ体験」です。包丁研ぎに関する簡単な手解きを受けて皆さん一生懸命に研ぎますが意外とうまくいきません。なかなか奥深い世界です。指南役の馬場さんにお手伝い頂きながら切れ味を取り戻されていきます。

 




この日最後に訪れるのは我らがシマノの「シマノ自転車博物館」です。ここまでくると、それまでのイベントが楽しすぎて、いつも時間が押し気味となります…。シマノ自転車博物館は無料エリアと有料エリアとがありますが、各階を閉館となる16:30までじっくりとご案内します。この博物館は2022年3月に開館したもので、以前の自転車博物館と比べると3倍の展示スペースがあるので、ゆったりと自転車の歴史に浸ることができるので、自転車好きのみならず大勢の方に訪れて頂きたい場所です。

 




自転車博物館見学を終え、これにてミニベロ堺散走は終了となりますが、最後に株式会社アキボウさんから参加者の皆さんにお土産を頂きました。このイベントを通じてスポーツタイプの自転車購入を検討され始めた方もおられるくらい楽しんで頂けたようです。シマノスクエア スタッフ ASAKENオススメの堺の立ち寄りどころをギュッと凝縮した散走ですが、もちろん堺にはこの他にももっとたくさんの立ち寄りどころがたくさんあります。年齢や性別を問わず楽しめる自転車を使えば身近な場所でも普段とはちょっと違った景色に出会えるはずです。皆さんも自転車に乗ってちょっと散走を楽しんでみませんか?

 

Photo & Text:シマノスクエア副店長 ASAKEN



【イベント概要】

 


大阪|堺市には古くから続く伝統産業がいくつもあります。その中から刃物、茶、染色、自転車について見学や体験を通じて理解を深めて頂く事ができるサイクリングイベントを開催致します。

 

シマノスクエアでは散歩をするように自転車で走行することを「散走」と呼んでいます。自転車でのんびりと散策をすると普段見慣れた街であっても意外と再発見があったりします。

 

この散走イベントでは、折りたたみ式の小径車をご用意させて頂き、阪堺電車の浜寺駅前駅から一部区間を電車でも移動しながら、サイクリングと輪行移動を体験して頂き、堺の伝統産業にも触れられる盛りだくさんの内容となっております。

 


また、7月に開催した同イベントの内容をVlog形式でまとめた動画がございますので、こちらもご覧頂き、ご参考になさってください。

 


【関連記事】
SQUARE BLOG|ミニベロ堺散走
https://www.shimanosquare.com/blog/bicycle/entry-638.html



日時|2022年12月3日(土) 9:00集合

定員|6名

集合場所|堺市役所前 広場

参加費|¥5,000(税込)

【各種体験料、昼食代、保険料、各種レンタル料、ガイド料 等を含む】
【※電車運賃は別途乗車時に個別にお支払いください】(¥230)
【※自転車やヘルメット等を持ち込みの場合も参加費は変わりません】


訪問先|株式会社ナカニ
    馬場刃物製作所
    茶寮つぼ市製茶本舗 堺本館
    シマノ自転車博物館


・注染手ぬぐいの染め体験
・包丁研ぎ体験(包丁持込み可|要梱包)
・茶粥とお茶のデザートランチ
・自転車博物館見学


協力|株式会社アキボウ
 

【貸出し自転車情報】
 

■DAHON
・Speed Falco / ピーナッツゴールド
・Horize Disc / スティールグレー
・Deftar / アッシュブルー
 

■Tern
・Verge P10 / ダークブロンズ
・Verge D9 / レッド
・Link D8 / マットブラック

(※予告なく貸出し内容が変更になる場合がございます)

 

※雨天中止(前日15時最終判断)
 包丁持参の場合は要梱包
 自転車、ヘルメット等は貸出致します(別途費用はかかりません)
 電車運賃は別途乗車時に個別にお支払いください
 

※お申し込みフォーム内に自転車を選択する項目がございますが、当イベントでは特別に折りたたみ式の自転車をご準備致しますので、「スタッフにおまかせ」をお選びください。

※もしご自分の折りたたみ式自転車を持ち込まれる場合には、必ず輪行バックをご持参ください。輪行ができない場合は電車に乗れませんので、持ち込みをお断りすることがございます。