Bicycle event

BIKE2WORK!startup 1.0 & 2.0

[開催日] 2019/02/09

「Bike to Work!」通勤はスポーツバイクでスマートに!
働く人の健康的なライフスタイルを応援する自転車通勤講座。今回は、シマノスクエア2周年記念としてstarup1.0と2.0の2講座を連続開催いたしました。

【Starup1.0】
 「自転車通勤はじめてみよう!」ということで、はじめようかなどうしようかなと検討中の方やちょっとやったんだけど続かなかったとお悩みの方向けの講座です。
 自転車通勤なんか良さそう。経済的で健康的。満員電車から解放される自由がありますよね。私たちシマノは心身の健康効果を科学的に研究してきました。楽にカロリー消費を続けられることやメンタルが安定し活性化することを研究データで見ていただくと、やっぱり良いんだなと納得できました。
 少し勉強になった後は、サイクリング!


通勤をイメージして市街地走行を練習します。大阪駅周辺をサイクリングする機会はめったにないですよね。シマノスクエアのアーバンスポーツバイクを使って街へ走り出してみましょう。今回はMETREA搭載のROSE、ALFINE搭載のschindelhauerという2種類のスポーツバイクで出発しました。

 自転車で街を走る際には、いろんなパターンのリスクがあります。大中小の様々な道路が交錯する市街地で、実際に注意すべき交差点を通ってみました。リアルな街中は教科書通りの整った道路とは限りません。車道や自転車歩行者道の交通量をみながら安全を判断して、安全でスムースに走ります。皆さんいつも自然にやられていることかもしれませんが、改めて考えながら走ると新しい発見があるかもしれません。
 自転車で使うハンドサイン 手信号もやってみます。あまりやったことがないかもしれませんが、車に自分の存在を知らせる大事なコミュニケーションの手段です。


 街の景色を見ているとサイクリングそのものが楽しくなりますね。お天気に恵まれ空気が澄んで気持ちいい。中之島の大阪市中央公会堂も青空とのコントラストが映えます。
 今日は特別にスポーツEbikeの体験もやってみました。登り坂が「おお〜これは別次元ですね」とぐんぐん進みます。パワフルで長持ちなアシスト力のあるスポーツEbikeは近い将来、自転車通勤がより身近になるツールになるかもしれません。


 Startup1.0の締めは、カフェでお茶を飲みながら、座談会形式で参加者の皆様それぞれのお悩みやさらに知りたい点などを出していただきながら、ざっくばらんにお話ししました。自転車通勤シミュレーションで、自分のパターンを入力すると、「結構カロリー消費しますね!」「ビール控えてノンアルコールにした方が良いな」とか分かって盛りあがりました。

【Startup2.0】
 続いて2.0は、「自転車通勤をもっと快適に!」ということで、通勤を始めてから気になってくる点、または不安を解消してもっと快適に走るコツをお伝えします。
 特に自転車のハード面に係る ①快適に乗れるポジションや操作 ②トラブルを未然に防ぐメンテナンス ③起きてしまってもあわてないパンク修理 に焦点を当て、実際に最新のアーバンスポーツバイクを使って学びました。


 まず、通勤を楽に漕げるポジション=乗車姿勢です。職場に着くまでに疲れてしまったら本末転倒。楽に漕ぐための姿勢や漕ぎ方があります。
最近話題のドロッパーポストを使って、サドルを上下させて漕いでみます。サドルの高さによって使う筋肉が違ってくるんですね。下げ過ぎるとお尻の筋肉を使わないので、前モモばっかりで疲れるし、上げ過ぎると腰がぐらぐらして踏み込めない。丁度いい角度があるんです。
 
 今回ご参加の皆様はスポーツバイク・ロードバイク経験者の方が多かったので、ポジションには興味深々。ドロッパーポストも初めてで面白そう。まずは自分で丁度いいと思うポジションにサドルを合わせて漕いでもらいます。それって合ってるの?というのが疑問です。


 シマノのフィッティングシステム「BikeFitting」には、最適なポジションの目安値があります。今回はご家庭でもできる簡単な測り方でざっくりと調整してみました。調整したポジションで漕いでみると…
「大体いつも通りかな」
「上体結構きついですね」
「逆にサドル低い」
流石に経験者多いだけあってサドル高さが高めです。中にはサドルが高過ぎる傾向の方もいらっしゃいました。脚が伸びきってしまうのも、筋肉に負担がかかったりする場合があります。今回はあくまでロードバイクではないクロスバイクのスポーティな乗り方の目安をお伝えしましたが、奥が深いですね。


 次にメンテナンスです。通勤途中でのトラブルを未然に防ぐためには、日頃のメンテナンスが大事です。
ポイントは「油」と「空気」です。空気を適正に入れておくだけでパンクもしにくくなりますし、油を少し垂らしておくだけで、スムースにチェーンが回って変速トラブルも少なくなります。
 チェーンへの注油をやってみました。こんなにチェーンをまじまじと見ることはなかったかもしれませんが、皆さんには心を込めて一リンクずつ注油していただきました。
 空気圧もチェックしておくのは一番大事です。適正空気圧の表示を確認します。でもこの値ってどれくらいの硬さなのか、やっぱり手の感触が大事です。触って覚えておきましょうね。ロードバイクは林檎ぐらいカチカチ、マウンテンバイクは蜜柑くらいフワフワという海外の言い方も参考に。


 最後に、不安なトラブルの解決法を学んで自信をつけたい!一番心配なのはパンクですよね。
 パンク修理はまず心を落ち着けて、手順を一つ一つ丁寧にやれば大丈夫。タイヤの脱着ってコツがいるんでるよね。手のひら全体を使えばタイヤもすんなり外れます。膝や足を使ってホイルをしっかり固定するのも大切です。
 空気入れは、CO2ボンベを体験しました。シューとあっという間に完了!です。デジタルゲージで空気圧の値をみます。案外少ない。ブシューと音は怖いですが、破裂は大抵しないもの 思い切って入れましょう。

 Startup2.0は室内でしたが、ペダリングしたり、タイヤ脱着したりと結構汗だくになりました。締めは、お茶を飲みながら、座談会。スポーツバイクの楽しみ方全般に繋がる内容でもありましたので、長距離ライド時の疲れない走り方などのお悩みも出ましたし、一歩上級の雨天時の自転車通勤のやり方の疑問なども出ました。今後そういった期待にお答えできるイベントも企画して行きたいと思います。また最後には、自転車を取り巻く社会環境を良くする法律が施行され、全国的に自転車の活用が広がっていっていることもお伝えしました。
 自転車を活用して「心と体」が調子よく回り始めるといいですね。それをきっかけに仕事もプライベートも充実していくと最高です。参加された皆様本当にお疲れ様でした。 

 次回「Bike2Work startup3.0」も予定しております。また、自転車通勤のノウハウをまとめた シマノの「MINDSWITCH」というサイトもございますので、よろしければチェックしてみてください。
 それでは皆様、無理なくご安全に自転車通勤をスタートしてみてくださいね!

 

【講師】

シマノスクエア・スタッフ

シマノ「Bike Fitting(バイクフィッティング)」担当