Bicycle event

ぶどうと名刹・信貴山E-Bikeパワースポットライド

[開催日] 2018/09/15

 今回はシマノスクエア初となる、E-スポーツバイクを使ったサイクリングイベントのご報告です。

E-Bikeのアシストパワーで、関西屈指の険しい峠道として知られる信貴山を登り、ぶどう狩りと信貴山朝子孫子寺を訪れるサイクリングを楽しみました。

集合地点である柏原駅から信貴・生駒の山並みへ向かって走り出すこと5分。早くもぶどう坂の登りにが始まります。



 「ぶどう坂」は、ぶどうの栽培が周辺で盛んなことから、坂の愛称として親しまれてきました。100年ほど前のこの地域は全国一位の収穫量を誇るほどぶどうの栽培が盛んにおこなわれ、現在でも多くの農家の方が栽培やワインづくりに精力的に取り組んでおられます。

中腹に大きく見える「柏原ぶどう」の看板を過ぎると、眼下に大阪平野の眺望が広がります。いつもなら呼吸が荒くなってくる頃ですが、そこはさすがE-バイク。景色を満喫し、爽やかな汗をかいて農園までの坂を登ってゆきます。ロードバイクで頑張って登っていらっしゃる方もおり、少々申し訳ない気持ちで横を走り抜いていくと、いよいよぶどう狩り農園に到着です。


 時折り残暑の日差しで暑さも感じる日中でしたが、ぶどう畑の棚の下は葉が天井となり快適そのものです。濃い色に熟した大粒のベリーAやマスカットを中心に、4種のブドウを味わいました。ぶどう棚の下で、樹に力強く実る葡萄の房を取って味わうと、驚きの新鮮さと美味しさです!


ジューシーな葡萄を存分に食べて、エネルギー補給を済ませた一行は、再び楽しく登りはじめます。信貴のどか村や大門ダム、バンジージャンプの叫び声が聞こえるとっくり池のつり橋など、道中の景色の変化を楽しみながら、今度は奈良県側へ少し下ります。味のある街並みが開けてきたところで次の目的地である信貴山朝護孫子寺に到着です。


お寺の入り口では巨大な張り子の虎がお出迎え。 寅の年、寅の日、寅の刻に戦勝祈願のためにこの山を訪れた聖徳太子が毘沙門天の加護を得て守屋氏に勝利したことが由来となり、寺院を創建したことから寅信仰が始まったそうです。


広い敷地の中で今回お邪魔したのは開山堂。こちらには四国88ケ所霊場から集められた砂が本尊を取り囲むように床に配置され、中心には迫力ある立体曼荼羅がそびえています。圧巻のサイズです。今回はお砂ふみをお願いして、ミニお遍路のご利益を受けさせていただきました。


昼食を挟んでここからは再び、信貴生駒を十三峠に向かって走り出します。アップダウンが続き、道は十三峠の登りへ。 大阪平野が一望できる景色を楽しみ、へアピンカーブの続く峠道を下り、楽しいサイクリングも終盤に近づいてきました。

八尾のサイクルカフェで一息ついた後は、本日のゴール河内山本駅に到着。

今回の走行距離は約30キロ、そのほとんどが登りと下りでしたが、E-bikeのアシストのおかげで体力を温存しつつ、信貴山の名所をゆとりを持って回ることができました。時間があれば隣の暗峠にも挑戦してみたいところですが、それはまたの機会に。

E-bikeで体力を使い切ることなく山々を楽しみ、新しい自転車の楽しみ方を参加したそれぞれの方が見出した一日でした。