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FactorISM × 堺染色散走(10月23日開催分:染色体験・工場見学)

[開催日] 2021/10/23

大阪の緊急事態宣言が解除され、長らく開催を見送っていたシマノスクエアのサイクルイベントを久々に開催することができました。今回は私たち株式会社シマノが本社拠点をおく堺市で、堺の伝統産業のひとつでもある「染色」の体験や工場見学をはじめ、堺市南部の大鳥大社や浜寺公園など歴史や文化にふれる散走体験をガイドさせて頂きました。

 

レポート:ASAKEN(シマノスクエア副店長)

 


集合場所は堺市役所前

今回のイベントの集合時間はのんびり目の10時。今回ご参加くださった皆さんと合流して早速出発! まずは浜寺公園方面に向かいます。その道中に立ち寄ったのが、我らがシマノ本社です。

 


シマノ本社の外景をご紹介

 

ASAKENが入社した20数年前は今よりももっとこじんまりとした佇まいでしたが、今ではいろいろな部門のビルが建ち並び、最新の設備等も導入されて、とても綺麗になりました。ガラスに景色が反射して写真ではよく見えませんが、この大きなガラスの向こう側には社員用の駐輪場が整備されています。

 

毎日数百人の社員がロードバイクやマウンテンバイクなどの自転車で通勤をしており、駐輪場はかなり華やかな感じで、自転車好きの方には意外と楽しんでもらえる空間となっています。

 

ちなみにこの建物の地下にはロッカールームがあるんですが、そこにはお風呂も完備されているので、仕事前に通勤がてら自転車トレーニングをしてきた方などは汗を流してサッパリしてから仕事を始めることができるんですよ。

 


浜寺公園で早めの昼食

正午前でしたが早めの腹ごしらえということで、ASAKENオススメのハンバーガーを浜寺公園で食べて頂きました。今回テイクアウトのハンバーガーを作ってくださったのは、南海 浜寺公園駅近くの「三六〇」というハンバーガー専門店。(https://www.facebook.com/sanrokumaru360

とってもジューシーなパティーに新鮮なお野菜とたっぷりチーズにふっくらしたバンズがたまらない、とっても美味しいハンバーガーなんです。この日はベーシックにチーズバーガーを頂きましたが、他にもいろいろな絶品バーガーがあるので、ぜひお試しください。

 


食後にのんびり浜寺公園を周回

浜寺公園は1周が約4キロ程度なのですが、浜寺水路横などはスロープを使って水辺の通路にもアプローチすることができておススメです。週末などは漕艇場で練習をする学生などの姿をのんびりと眺めることもできるんですよ。この日は練習をしている方はおられませんでしたが、遠くには堺の工場群も眺めることができます。この辺りは「工場夜景」のポイントでもあるので、そういった楽しみ方もできる場所でもあります。

また、浜寺水路とは反対側には美しい松林が広がっています。数年前の大型台風で多くの松の木が被害にあいましたが、それでも今もなおたくさんの立派な松の木々が出迎えてくれます。日陰で一休みするときにも心地の良い空間ですので、遠方からお立ち寄りの際には休憩場所として利用して頂くのも良いかもしれませんね。

さて、公園内をのんびりと1周したところで次のスポット「大鳥大社」に向かいました。


大鳥大社

御祭神は、日本書紀や古事記に登場する伝説の人物でもある 日本武尊(やまとたけるのみこと)だそうです。私、ASAKENは初詣でこちらを参拝しております。東門側にあるこちらの御神木の楠木が見事で、通称「根上がりの木」とも呼ばれているそうで、商売繁盛や自身の値打ちや運気を底上げしたい!そんな時に訪れてみたいパワースポットでもあります。


堺注染体験・工場見学 (協力:株式会社ナカニ 様)

この日最初に訪問した工場は「にじゆら」の手ぬぐいブランドを立ち上げておられる株式会社ナカニ様です。こちらでは古くから注染(ちゅうせん)という手法で手ぬぐいの色染めを行っておられて、現在では「注染」が国の伝統工芸品として指定を受けているそうです。実はこちらの株式会社ナカニ様とは「手ぬぐい」を通じて以前からお付き合いがあり、今年の鈴鹿ロードレースの参加記念品として準備しておりましたオリジナル手ぬぐいもこちらで制作して頂いております。

 

今回はシマノスクエアオリジナルの版を作って頂いて、参加者限定のオリジナルハンカチサイズ手ぬぐいを注染で染め上げて頂きます。まずは工場を株式会社ナカニ 社長の中尾さまにご案内頂いて「注染とは」といった基礎を教えて頂き、一通りの各工程をご案内頂いてから実際に参加者の方々で力を合わせて注染体験を行って頂きました。


自由な発想でみんなで注染作品を仕上げる!

糊で染料を流し込む土手を描いていきます。その後、基本となる染料を土手で囲まれた枠の中に流し込んでいって生地を染めていきます。単色で染めてもよし、色を掛け合わせたり、にじませたりしながら自由に表現して注染体験をして頂きました。そして今回出来上がったのがこちら! とってもカラフルで可愛らしいオリジナル手ぬぐいの完成です。水洗いして乾燥後4つにカットすれば、ちょうどいいサイズのハンカチになりますよ。


堺染色体験・工場見学(協力:角野晒染株式会社 様)

さて続いては、異なる染め物体験をご案内させて頂きました。次に訪れた角野晒染株式会社様には絞り染めの体験工房があり、そちらの専用スペースで体験染めをさせて頂きました。こちらでは和晒を折りたたんで部分的に染料に浸け込むことで幾何学的でありながら風合いのある模様に染め上げるという体験になります。

 

参加者の皆さまには標準色から1色ずつ選んで頂いて染料の中に浸けていきます。染料を浸ける具合によって仕上がりは異なってきます。染料から取り出した晒を水で濯いで染料を洗い流していくと、水分の中に含まれる酸素と反応しあって色合いがみるみる変化していきます。これを見ているだけでも面白い体験です。


皆さんの絞り染め体験後、簡単に工場をご案内頂いて体験イベントは終了です。

 

今回訪問した染色工場は石津川という河川沿いにあります。古くは河原に川で洗った晒を干していたそうで、各業者さんごとに天日干しする場所が決まっていたそうですが、時々その境界を越えて晒を干していたことで小競り合いが発生して、その際に「ワレ、なにさらしとんねん!」といったことが、その関西弁の起源だとか…。きっと諸説あるのでしょうが、何か変に納得してしまう面白いエピソード。堺の染色体験を通じて私自身も色々と勉強になることばかりです。

 

それほど長距離を移動したわけではありませんが、自転車を使って近場を散走するだけでも、こんなにたくさんの体験ができてしまいます。これが散走の醍醐味なんです。「マイクロツーリズム」なんて言葉もありますが、身近な場所を自転車に乗って出掛けることで、きっと再発見があると思いますよ。また今回の「堺染色散走」は今後も定期的に開催していきたいと思っていますので、ぜひ皆さまのご参加をお待ちしております。