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気分は「しまなみ」サイクリング&輪行講座実践編

[開催日] 2019/10/05

 「気分はしまなみサイクリング&輪行講座実践編」は、輪行の講習と実践を通して輪行を体験し、しまなみ海道を連想させる大阪の風景を楽しむサイクリングです。初秋の暖かい日差しの下、サイクリングを満喫してきました。

 
今回は輪行を自分でできるようになりたい方、もっとスキルを上げたいという方、一人で輪行して電車に乗るのは不安という方にご参加いただき、輪行のい・ろ・はを学んでサイクリングの中で実践していただきました。



 使用した輪行袋は、TIOGA社の 「Cocoon(コクーン)」
前輪を外し、フレームに固定して袋詰めするだけで、比較的簡単に輪行が楽しめる人気のシリーズです。 自転車を袋に収納した状態で、後輪を覆う部分のジッパーを開けば、後輪を使って移動できる便利な作りになっています。また、後輪を外す必要がないので作業時間が短くなるのも嬉しいポイントです。

 出発前には練習の時間を十分に取り、分解と梱包の手順とコツを身に着けます。収納がうまくできたら今度は自転車を袋から出し、組み立てと動作確認、安全チェックを行います。

 次は大阪梅田駅に移動し、いよいよ本番の輪行に挑戦です! 人通りの少ない場所を探して輪行の準備を行い、通行の妨げにならないよう注意しながらホームへ上がります。駅では各車両に分散し、迷惑にならないよう気を遣っての乗車が必要です。 降り立ったのは四国への玄関口の淡路、ではなく大阪の淡路駅です。


 なぜ大阪に淡路という地名があるのでしょうか?
実はこんな伝承が残っています。菅原道真公が京を下る際に、大阪の淡路付近で船中で眠りから覚め、中州を淡路島と間違えたことが地名の由来となったそうです。
 電車を降り、自転車を運んで駅を出ます。交通量の多い駅前では、輪行袋から出した後輪を使って移動し、人の少ない空きスペースで落ち着いて組み立てを行いました。自転車を収納したまま移動する必要がある状況では、コクーンの使いやすさが実感できます。


 輪行は自転車を肩に掛けて歩く必要もあるので、少々大変ですが良い運動にもなります。
参加した全員が無事に最初の輪行を終え、自転車でしばらく走ります。淡路に残る第二次世界大戦中の高射砲台跡などを外から見学しているうちにお昼時となりました。

 この日のランチで立ち寄ったのは、西中島南方駅近くにある、愛媛の郷土料理の店「媛」。名物のご当地唐揚げ「せんざんき」と「鯛茶漬け」を頂きました。


ここで食べることができる鯛めしは、普通の鯛めしと一味も二味も異なります。ご飯の上からタレを絡めた鯛の刺身と卵黄を乗せた豪快な丼ぶりで宇和島の名物料理です。ボリューム感があり味もよく、入店を待つ列ができる人気の理由がわかります。

 空腹を満たした後、今度は淀川北岸を東へ進んでいきます。並木道を快走していくと、青い空の中にたくさんのワイヤーで支えられた橋が見えてきました。このしまなみ海道を思わせる斜張橋は、菅原城北大橋です。橋上の歩道はスペースが広く取られており、しまなみ海道で見る光景を彷彿とさせます。


さらに上流へ向かい、隣の豊里大橋を渡ります。こちらも淀川にかかる美しい橋の一つです。北側の対岸へ渡り、上新庄方面に向かって走ると瑞光寺に行き当たります。ここが最後の目的地です。



 瑞光寺は、鯨にゆかりのあるお寺です。珍しいのは大きな顎骨でできた鳥居と、背骨や肋骨、肩甲骨でできた橋。雪のように白い骨でできていることから、「雪鯨橋」とも呼ばれています。和歌山県太地町の漁師たちが、豊漁を願って奉納した鯨の骨を利用して橋が作られたのがはじまりだそうです。間近で一つ一つの骨をじっくり見ると、クジラの骨の巨大さに驚かされます。

 様々な橋を渡り、今回のサイクリングは終盤を迎えました。
ですがもう一つ、最後の仕事が残っています。駅に到着し、再び輪行の準備に取り掛かります。2回の輪行実践を経て、皆さん慣れた手つきで手際よくパッキングを終え、さっと電車に乗りこむことができました。戻ってきた大阪梅田駅でも、戸惑うことなく組み立てとチェックを終え、無事シマノスクエアへ帰ってきました。

大阪にいながらサイクリングで「海の風」を感じ、輪行を3回にわたり実践していただいた一日でした。輪行ができるようになると、自転車での旅楽しみがますます広がります。輪行の基本を身に着け、ぜひご自身のサイクリングスタイルに磨きをかけてみてください!