cycle event

超茶会 ~バーチャル世界が生み出す「茶」の交わり~

[開催日] 2018/11/03

ナレッジキャピタル超学校 

「超茶会 ~バーチャル世界が生み出す「茶」の交わり~」

 煎茶家 一茶庵宗家 佃様に 現代の茶会をシマノスクエアで開いていただきました。

 デジタル化された、名だたる東洋美術を大画面に映し出し、その前で、美術の専門家や煎茶家が、作品にまつわる話を中心に、あれやこれやと気の赴くまま、煎茶を飲みながら語ります。

 煎茶は、江戸時代、異国の最新文化を積極的に吸収し学んだ文人(ぶんじん)たちが日本で生み出した文化。
ほんの数滴 ぼたりぼたりと落ちてきたお茶をいただきながら、文化や芸術について語ります。その味の深いこと。

https://kc-i.jp/activity/chogakko/future-society/vol01/vol02.php



今回のテーマは「散走(さんそう)」です。
自転車で散歩するように、バーチャルな世界を旅します。

旅の画家「池大雅」の絵画を鑑賞しながら、描かれた世界の中を散走します。
西洋的な消失点のあるような画風ではなく、いろんな風景が相対的な位置に配置され、景色を渡り歩くようにつながっていく作品。



またその屏風絵を置いた茶室自体が、作中の世界が拡張したバーチャルな空間として、体感できる。

知的な遊び です。

そうした茶会空間を批評する茶会をさらに 参加者が見るという三重の構造が今回の茶会。


 池作品の批評から、文人文化や煎茶文化のトークをお聞きいただきながら、お客様も、煎茶を飲み、時にはトークに参加していただき、その座を一緒にお楽しみいただきました。

 自転車文化も元は海外の最新技術として渡来したものです。当時の人々はその画期的な乗り物に沸いたことでしょう。いまやクラシックでノスタルジックな側面をもちつつ、競技系では最先端の技術が投入された二面性のある乗り物です。
 煎茶の異国文化を積極的に学ぼうとする姿勢。そしておおらかに新しいものを受け入れる姿勢。それでいて伝統を築いていく姿勢は、これから自転車文化を推進していきたい私たちシマノスクエアにとってすごく学びになりました。
 これからも新たな学びの機会が生まれるような”ちょっと変わった”文化のイベントなどもをやっていこうと思います。 
 先生方、参加された皆様ありがとうございました。


 

【講師】

 

煎茶家 一茶庵宗家 佃 一輝様

煎茶家 一茶庵宗家嫡承 佃 梓央様

大阪市立東洋陶磁美術館学芸員 重富 滋子様

北海道大学文学研究科芸術学講座准教授 鈴木 幸人様