下半身の筋肉を刺激して 理想の身体に近づこう
美意識の高い人にとって、ダイエットは常に気になる話題。
ただ、体重を減らすことだけに集中しても、理想の身体を手に入れることはできません。とくに年齢を重ねるほど、しっかりと筋肉をつけることが重要になります。
「筋肉をつける」と聞くと、激しいトレーニングを想像してしまうかもしれません。しかし自転車に乗る習慣があれば、自然と下半身の筋肉にアプローチすることができます。
自分らしく、健やかな身体を目指す第一歩として、ペダルを漕いでみませんか?
Contents
ボディラインを
キープする秘訣は筋肉量
健康的で美しい身体をキープし続けるための基盤、それは筋肉です。
スレンダーなボディラインを理想とする人は、「筋肉をつけたくない」と思ってしまいがち。若いうちは脂肪量が少ないので、それでも問題ないかもしれません。
しかし、年齢を重ねるごとに基礎代謝量は低下。40歳頃からは脂肪がつきやすくなる一方、何もしなければ自然と筋肉量は減っていきます。
とくに目立つのが、重力に抗って姿勢を維持するための「抗重力筋」の減少。
ふくらはぎや太もも、お尻など、立っているときによく使う筋肉の総称で、ここが衰えるとボディラインの緩みにもつながります。
つまり、20代のうちから体力や筋肉量が低い状態が続いていると、将来的に早いうちからボディラインを保てなくなってしまうかもしれません。
「理想のボディラインを手に入れるために、筋肉をつけない」という選択は、長い目で見ると逆効果になってしまうこともあるのです。
「ムキムキにはなりたくない」という人もいますが、少し運動したくらいではそこまでの筋肉はつきません。むしろ今ある脂肪が減って筋肉がつくので、体重に変化がなければ引き締まって見えるようになります。
トレーニング次第で、
何歳からでも筋肉量は増やせる!
「40歳から自然と筋肉量が減少していく」といっても、それは何もしなければの話。年齢にかかわらず、トレーニングによって筋肉量は増やすことができます。
筋肉量を増やすには、大きな筋肉にはたらきかけるのが効率的。人の筋肉の60%は、下半身が占めています。とくに大きいのがお尻と太ももで、先ほど述べた通り、加齢によって衰えやすい抗重力筋です。
なかでも痩せている女性は、太もも前側の筋肉が顕著に少ないという傾向があります。椅子から立ち上がる、階段をのぼるなど、日常生活にも大きく関わる部位ですが、ラクに鍛えたいなら自転車がおすすめです。
自転車を漕ぐときに使う筋肉は、太ももとお尻が中心。ラクに感じるペダリングですが、実は体感以上に筋肉を使う運動なのです。自転車に乗る習慣をつけることで、「知らず知らずのうちに筋肉がついていた」ということも期待できるかもしれません。
自転車を漕いで
美脚の大敵・むくみを解消
筋肉をつけるためのトレーニングとして自転車をおすすめする理由は、もうひとつあります。それは、ペダリングによってふくらはぎを鍛えることができるから。ふくらはぎは「第二の心臓」ともいわれる、重要な部位です。
血液は、心臓から送り出されて全身に行き渡ります。下半身へと送られてきた血液を、再び心臓へと送り返すのがふくらはぎの「筋ポンプ作用」。筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことで静脈を圧迫し、ポンプのように静脈内の血液を押し出すはたらきです。つまりふくらはぎを鍛えることは、より多くの血液を心臓へ送り返すことにつながるのです。
ほっそりした脚になりたいのに、むくみに悩まされることはありませんか?脚がむくみやすいのは、血液が重力によって脚に溜まってしまうのが原因です。自転車のペダリングでリズムよくふくらはぎの筋ポンプ作用をはたらかせれば、筋力をつけながらむくみの改善も期待できます。
おわりに
日常に取り入れやすい自転車は、いつまでも若々しく過ごしたい人にとっての強い味方。今回の記事では、自転車運動によって期待できる3つのアンチエイジングをピックアップしましたが、メリットはほかにもたくさんあります。
運動習慣がないのなら、まずは自転車でちょっとしたお出かけをしてみませんか?少しずつ乗る時間を増やしていくことで、心身の変化を感じてください。